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基準風速一覧表

基準風速(Vo)って?

基準風速は2000年に建設省(現国土交通省)告示第1454号で定められたもので、その地方における過去の台風の記録(最大風速)に基づき、50年に一度の大型台風を想定し30m/秒~46m/秒までの範囲内において国土交通大臣が定める風速です。
下図は基準風速Vo図で、全国の市町村別に2m/秒間隔で定められています。

基準風速(Vo)と最大瞬間風速の関係は?

実際の台風では、各地の基準風速(Vo)よりも大きな最大瞬間風速が観測されます。例えば2004年の台風18号では、広島で最大瞬間風速60.2m/秒を記録し各地に甚大な被害をもたらしました(広島の基準風速は32m/秒)。
では、基準風速(Vo)38m/秒のカーポートに最大瞬間風速60.2m/秒がかかると壊れるのかと言えばそうではありません。基準風速は建物の設置されている状況(街中or平原)や建物の高さ、その他係数を用いて風圧力を算出する為の数値です。状況により誤差は生じますが、各地域の基準風速(Vo)は実際の目安として概ねその数値の1.5~1.8倍程度の最大瞬間風速に耐えうることを想定して定められています。

※気象庁 災害時自然現象報告書 2004年第3号より

基準風速一覧表
※図は建築基準法告示1454号の区分を画像化したもの。