LED笠木
特長
夜を守るLED笠木
ライトコーピングシリーズのアルミ笠木にライン照明を下向きに内蔵することで、外壁を照らします。
従来の笠木の機能はそのままに、そこにLED照明を組み込むことで新たな価値を生み出します。
上空や建物周辺など不必要な方向に光が漏れにくいよう光の向きを設計しており、「光害」に配慮したライトアップ手法になっています。
また、建築物を光で縁取り、アイキャッチとしての役割を持たせることで、LED笠木は夜間景観に新たな彩りを添えてくれます。
光害(ひかりがい):照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こる様々な影響
「光害」に配慮したライトアップ手法
LED笠木が必要な背景
現在、ライトアップは、美しく風格のある首都東京の実現を目指す「東京都景観計画」の策定など、都市景観の一つとして重要なファクターになっています。
その一方で、手法や適度な明るさから逸脱するとエネルギーの無駄だけでなく、人間の生体リズムや野生動物の生態系にまで影響を及ぼしてしまいます。
したがって、光害に配慮した優良な個々の建物のライトアップが求められているのです。
〇主な光害の例
この他にも以下のような影響があります。
交通への影響
ドライバーにも歩行者にもまぶしさは安全性の低下に繋がる。
研究・教育活動への影響
人工照明の光が上方向に漏れ、星が見えにくくなることで天文観察に影響が生じている。
植物への影響
街路樹など植物や農作物によって光の影響を受け、生長に影響を及ぼす場合もある。
引用:環境省 「 光害について」
https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-5.html(2022年7月15日閲覧 )
光害に配慮したライトアップとは?
光害に配慮した優良な建物とはどのようなものかを考えるにあたり、「適切な屋外照明の5 原則」を参考にしました。
この5原則を満たすものが「光害に配慮したライトアップ」と考えられます。
引用:INTERNATIONAL DARK-SKY ASSOCIATION「 責任ある屋外照明の5つの原則」
https://www.darksky.org/wp-content/uploads/2021/03/Light-to-Protect-the-Night-Japanese.pdf(2022年7月8日閲覧)
豊富なバリエーション展開
LED笠木の技術ポイント
LED笠木 ライトコーピングは光害に配慮したライトアップを実現するために、以下の点に留意しました。
LED笠木の意匠ポイント
照明器具は笠木の中に仕込んでいるため、昼間は隠れ、夜間になると柔らかい光の線となって現れます。
※使用製品は異なりますが「LED笠木」と同様の照明手法です。
無機質な建築物を光で縁取ることで輪郭がはっきりとし、夜間の建築物の意匠性を高め、アイキャッチとしての効果も期待できます。
季節感を感じる光、賑わいや活気のある光など、建物の用途に合った色温度をお選びいただけます。
カラーバリエーション
SK
ツヤ消しシルバー
UC
アーバングレー
BK
ダークブロンズ※
KC
ツヤ消しブラック
※印が付いているものは一部カラーバリエーションに制限がありますのでご注意ください。